M-1ぐらんぷり 復活について語ろうか
よしもと幕張イオンモール劇場の前でチラシをもらいました。
M-1ぐらんぷり 2015のチラシ。カラーのエントリーシートです。
歴代のチャンピオン、歴代の決勝進出者が載ってます。
突然、「THE MANZAI」の終了が真実味を帯びてきました。ウーマンラッシュアワーの村本さんが『FNS27時間テレビ』のなかで「終わる」と言ったのだそうです。
政治的な何か、を感じざる得ませんが、とにかくM-1はやることは決まっていて、THE MANZAIは決まってないという事実は変わりません。えらいひと(たぶん吉本の人)がTHE MANZAIになにかしらの見切りをつけたのかもしれない。
推測は憶測の域を出ないけど、わたしはお笑い好きなので、まあ見るよ。そして見たうえでいろいろ気に入らないことを言おう。一生懸命やっている芸人さんは何も悪くないし。
漫才のコンテスト2個はいらないけど、M-1にしたところで、何か変わるかな?ぶっちゃけ。とも思ってます。
チラシを見ると、M-1きっかけでテレビスターになったのは、優勝者ではないことも多い。今、すごく活躍している芸人さんが優勝してますけどM-1直後はそこまでハネテなかった。フットボールアワーは優勝からだいぶして、実力がテレビで発揮されるようになったし、この年にアンタッチャブルがとっても面白くって優勝前にテレビスターになった。ブラックマヨネーズも優勝のつぎの年は、とても苦労していた。注目してたから、分かる。チュートリアルが優勝した年にブラマヨはテレビスターになったのだ。優勝=スターになったのはM-1歴史の中ではチュートリアルだけだと思ってる。芸人さんががんばってないとか言いたいんではなくて、優勝で手に入れチャンスをものにできたひとは一握りってこと。一方で、優勝は逃したけど、ここからテレビスターになった芸人さんは大勢いるわけで、けっして無駄な大会だというつもりはない。南海キャンディーズにオードリー、ハライチ、ナイツ。
ですから、またコンテストやるんならそれはそれで楽しみです。ただTHE MANZAIを忘れる気はさらさらないし、こちらもM-1とは違っていい大会だと思ってます。なにがいいってテレビ的だということに前向きなところ。M-1は「ガチ」感を出し過ぎて、少々鼻につくところが多々ありました。テレビに映って演出がされている限り、そして笑いに関することである限りまったくの「ガチ」ってのはないんだよ。
どういう判断するかっていうのは、大会のバランスを見るのか、そのときの熱量なのか、期待度なのかいろいろだと思う。歴史ってのはそういうもんじゃ。
今でも、チラシ見ると、2003年はフットボールアワーだったけど、このとき笑い飯が優勝してたら、歴史はかわったよな。とか。サンドウィッチマンが事実上M-1のお約束をぶっ壊したけど、あの1チャンスを活かしきれなかったら、トータルテンボスが優勝していたはずだとか。
こういうふうにTHE MANZAIも語られるべきなんだよ。3年ってのはやっぱり短い。
ただ27時間テレビを見てて思ったことですけど、めちゃいけにナカイくんってテレビ見ている世代はわたしたちの世代つまり30~40代なんだと思う。がんばってるの中年のおじさんばっかり。ということは古い物の方が受け入れられるのかもしれない。(イヤミだよ!)
ではまた。