(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

面白いことなど、なにも思いつかない

面白ことなんて、なにひとつちっとも思いつかない。
これがわたしが芸人さんになれないと思う大きな理由のひとつだ。

そこからさらに深く考えたことなかったけど、今日、はたっと思いついた。

わたしが面白いと思うことは、常にわたしの想像の範囲外にある。
だから自分の想像できうることは、つまらない。つまりわたしから発せられる面白いことは一個もない。

想像力やびっくりするような発想力はもちろん、思ってもみないすごい展開や上手いこと誘導されたあとの裏切りにぞくぞくします。

どこにもない設定やフォーマットも好き。大喜利とかリズムネタとか。
また非凡な表現力も大事。誰にも真似できない独特の個性や、正直な人間性に、グッとくる。
それから意味がないものも好き。理由のないものは論理の外にあり、わたしなどは到底たどりつけない境地だ。
なにか分からなくて面白いって最高。

ベタベタのお約束が嫌いと言ってるのではない。
ベタも好き。
あれは非凡な表現力や人を引き付ける魅力がないとできないものだと思っている。
結局だれがやるかが重要で、それはそのひとの持つたったひとつの人間力に起因する。
だからお約束は「大御所」と言われる人がやると様になるのだ。
人間力の強い人はいつもわたしの想像を超えた魅力を放つ。

思った通りのことや誰がやっても同じに思えるもの、どこかで見たもので笑えないわけじゃないんだよね。
笑うことは可能だけど、心に残らない。なんだろな、あれ。ってじんわり思う。
後から思い出したりもしない。
もう一回見たいとも思わない。
もう一度見ることになったら、ちょっと憂うつ。苦痛。
ネタにそのような思いを持つと、そのひとがどんな雰囲気でやるのかに集中して頑張って見る。

笑えることだけが大事だ、と常々思ってきたけど、実はそうでもないってことに気付いた報告。でした。