(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

TED2を見てきた 感想 ネタばれなし

先週末、映画を見に行きました。
第一作も字幕で観たので、今回も字幕。
字幕は朝8時台と夕方にしかなかった!ショック。
二日酔いの頭をかかえて、早起きして行ってきました。

前作よりめちゃくちゃ。
悪意が強くなっている。
でも軽快な展開で面白かった。

第一作のことをほとんど忘れてたからちょっとつながり分からなくてね。
・・・えっと、このひと誰だっけ?って思うことしばしば。
復習したほうが楽しめたかもしれません。

それにしてもアメリカの人ってひどい。
良識に反逆しまくりじゃないか。

クレイジー自慢みたいなとこあるよね。TEDがそうってわけじゃなくて、風潮としてある。
どれだけクレイジーになれるか大喜利のようなもんです。

そういうの日本でも喜ぶお笑い好きの人もたくさんいるけど、わたしはどうだろ、って思ってます。
狂っていればいるほど、ウケルWWW(←はじめて使ってみた)っていうの。

大喜利だと考えれば、とびぬけた発想として感心するのも分かるけど、それって粋と真逆を行くように思います。
もちろん粋だからって偉いわけじゃない。
粋でお寒いことにもなりますけど。
クレイジー自慢は決して笑わす側を見てないというか、ただただ自慢というか。
やってるほうも喜ぶ方もマウント獲りたがりが出過ぎてるっていうか。

散々、御託を並べたけどね、とにかく嫌い!そんな笑いは嫌いだよ!
TEDのなかではただの文化差異なので、気にならないですが、あれをブラボブラボー言うのは、わたしの受容を超える。
個性的であればあるほど、他人と自分が違うということをアピールすればするほど輝くアメリカのような国での話だもの。
緊張があってもかならず緩和させる日本の笑いはこんなとき相容れないなあって思う。
コメディはどうやっても難しいよね。
吹き替えだとどう訳されていたのでしょうか。

この前は「ぬるい笑いは嫌い」とか言いながら、誤解されるかもしれません。
ちがうのよ。安心とぬるさは違うし、クレージー自慢は自慢するところに比重がある。
ギリギリの笑いは常にその文化のなかの境界線上にある。

吹き替えは有吉弘行さんが担当されていた。
映画『LIFE』の吹き替えをナイナイの岡村さんが担当していて、DVDで吹き替え見たら、ベン・スティラーが岡村さんにしか見えなくなってそれが辛かった。
今回はどうだったのでしょうか。