キングオブコント2015 番組の感想など
毎回キングオブコントのときは、ずっと引きずってます。
親に感想を話してて、それが1か月前の大会と知り、びっくりされた思い出もあります。そんだけ新鮮に話ができるってこと。
さて今回の大会もすっごく考えちゃった。
だって思ったより、爆発がなかった。
ドン!とハマったのが、優勝したコロコロチキチキペッパーズの1本目のネタ。
出番から4組目。
このネタを見て、「あーこっからはもう大丈夫」と安心した。
それまでの3組が悪かったわけじゃなく、空気をつかんだのがコロチキだった。
今回から審査方法が変わったことも注目のひとつでした。
今までは準決勝で敗退した芸人さん100人が審査してたのですが今回から一新しました。
さまぁ~ず、バナナマン、松本人志さんがそれぞれ100点を持っていて審査。
どうなることやら
と思ったのですが、実はいままでの賞レースのなかで一番自分の気持ちと合致した点数だった。
これまではテレビを見ているひとと会場の温度の乖離のようなものを感じることが多々あった。
え?ここでこんなにウケるんだー。へー。とかね。
だけど、今回はすごくその通りだと思えた。
松ちゃんは点数がそれほど行かなかったコンビに「それほどウケてなかったしぃ」と冗談を言いましたが、会場の実際のウケはどうだか分かんない、でもテレビのこっち側のウケも同じだよって思った。
ごめんね。
松ちゃんはでもいつもそう。
テレビを見ている人を腑に落ちさせることを言うの。本当のこと、ではないにしても。
テレビの枠を超えてくるほどの面白さを求めるよ。
そりゃテレビ見てるからさ。
今回準決勝の評判と真逆の結果になったと聞きます。
準決勝のウケ具合と合格者について
また決勝での結果を残す残さないについて
これまでずーとずーと色々みんなが言って来たことに一個答えが見えた気がする。
それはテレビとライブは違う。
あたりまえのことですけど、でもハッキリしたよ。
決してライブシーンを否定しているわけじゃないです。
全然、別のものと考えた方がいいってこと。
笑いの取り方や見せ方はまったく違ってなきゃいけないのではないか。
準決勝にもし自分が行っていたら、それはやっぱり準決勝で面白いと思った芸人さんに勝ち上がってほしい。だってライブを見てるんだから。
巨匠の紹介VTRで年間ライブ200本出演と言ってた。3日1度ライブに出てたってことです。
すごいよ。
これが無駄なわけないじゃないか。
目の前のお客さんを笑わせる努力をして結果を残したひとは、文句なしに偉いはずだ。
でもさ一回のテレビ出演で、賞レースなんか特に優勝と印象を残したコンビ以外は、だいたい忘れられちゃう。
打開策を見つけました。
準決勝までライブ、決勝はテレビという方式をやめる。
テレビ放映してもいいけど、あくまでもライブ映像で決勝までやる。
ってのと、
予選からぜーんぶテレビってのを2大会。
どっちも1千万円。
・・・無理でしょうけど。お金は。
それに前者は全国でやってる普通のお笑い大会だ。
お金だけじゃないしね。
テレビに出るというのがひとつの「権力」になるから。
でもそれくらい違うと言いたい。
今回のキングオブコント
東京03が優勝したときはいっさい楽しめなかったから
(緊張で具合悪くなって途中で寝た)
そのときの大会よりはどの大会も楽しいの。
いやまてよ、エレキコミックのときも疲労がすごかったわ。
ただあの時はなぜか乗り越えたのよね。1本目から「もう分かった」と気持ち切り替えることができたからか。いや…なんか記憶がない。
来年は決勝にあがる芸人さんも含めてどう変わっていくかが楽しみです。