(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

M-1グランプリ 2015 全体の感想とトレンディエンジェル優勝

5年ぶりの復活。

審査員が総入れ替えで過去のチャンピオン(アンタッチャブル以外!←まだまだこの件は言い足りない)の組から1名の計9名が審査を行う。
敗者復活が大井競馬場からテレビ朝日内になった。レポーターが藤井隆さんから陣内智則さんになった。
などなど変更はあったものの期待で膨らむM-1が復活しました。

大満足。とってもおもしろかった。
こういうひりひりしたのをエンターテイメントとして見られるのって、一生懸命やっている人には悪いけど、素晴らしい。
何が良かったってね、有識者という名のタレントが余計なコメントとかしてなくて、審査員のリアクションも少なくて、
ネタだけを大いに堪能しているような気分にさせられる(もちろんテレビを作ってる人の演出はある)。


敗者復活戦として当日14時半よりテレビ朝日前特設広場で生放送が行われました。
決勝に行けなかった組の9位から28位の20組が順位の低い順にネタ披露。

こちらもレベルが高くて面白かった。

敗者復活から勝ち上がったトレンディエンジェルが優勝しました。
劇場では滑り知らず。
本当にすごい漫才師ってことは知ってましたけど、まさかM-1で優勝する漫才師だとは思ってませんでした。
優勝するくらい面白い。

とは思っていたけど、そんなもんどんな漫才師に対しても思ってるから、本当に優勝しちゃってびっくり。
だって理屈のこねようがない漫才だもん。
中身がない。 そこが最高。
ほかにはいない。ふたりにしかできない究極を行く。
このタイプの漫才は理論大好きのM-1にはたして受け入れられるのかしら。と思ってた。
ノリを、空気をすべて自分たちの味方につけて優勝した。
それって今までのM-1にはなかった点だ。
どんなに風が吹いていても同じくらい面白かったら、「漫才として」とか「あのテクニックが」とかで決まってた気がする。
パッションに点が入ったことはあんまりなかったんだよね。
パッション重視だったらM-1の優勝する前年のアンタッチャブルや敗者復活のオードリーとか分かんなかったって思う。
それはなにか強い力で止められてたのか知らないが。
でも今回現役の漫才師9人が選んだのは、その場を沸かせる力を持つ漫才師だった。
最後の3組。
ジャルジャル銀シャリもすごくおもしろかった。
だれが優勝しても納得できそうな理屈はこねられた。
でもトレンディエンジェルがあの場を制した。
そしてそれが新生M-1ぐらんぷりの第一回となった。

結果にぐずぐず文句言っちゃ駄目。
自分の思い通りにならなくてモヤモヤするのは、分かる。
わたしも正直なこと書いちゃうと、トレンディエンジェル以外だったら「おもしろくなーい!」て叫んでたと思います。
いやネタは素晴らしいし芸人さんに何も文句もないです。
ただシロウトの心情としてネタが好みとかもあるから、エゴが働くというわけです。
人間なんて勝手なものです。

こういった賞レースものの記事、過去に何度も書いてたので自分で見直していましたら、M-1最後の年の準決勝を両国国技館に見に行った記事がありました。

中川家のおにいちゃん剛さんがイベントの最後で言った言葉。

でもこれ見てきてすぐ記載してんの。だから本当にこういったかどうかは疑問ですが

抜粋ー

 

出演者全員
死ぬ気で
ものすごい努力と想いで
ここまでやっている
だから
適当な軽い気持ちで
面白いとかつまんないとか
言わないでほしい

 

とのこと。つべこべ言ってんじゃないよ、シロウトのくせに、ってことだと受け取ってます。

それも分かっていながら、言っちゃってんですけど。楽しいから。全ネタの感想も書く予定。