(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

見えてるものしか信じない

『なんでも鑑定団』のことがちょっと前に話題になりました。

憶測の極みって思います。
状況証拠で妄想して楽しむということと、事実がどうかということが混在してて、大騒ぎ。

私がテレビ見るうえで曲げたくないと思っていることがあって、
それは自分の目を通して見て感じたことしか信じないということです。
報道されたこととか、そこから推測しうる事実とか、内情を知る人が「実は…」と語る暴露とか、
見聞きしてニヤニヤしたり妄想の材料とすることはもちろん大好物ですが(ほんとに大好物)
でも一切信じてません。
ウソが介入する可能性のあるものは、常に疑ってる。
なぜなら私自身がウソツキだから。
真実など人から人へ伝わるもののなかでたぶん1%もないんじゃないか。そういう気持ちで生きてる。
悪意があってもなくても、人というフィルターを通せば真実とは別のものになる可能性はいくらでもある。
少しでもその可能性があれば信じない。

この騒動で本当のことだなって思えるのは
MCである石坂浩司さんの発言が数年間で数回。
3月いっぱいで番組を降板すること。
石坂さんが「番組の判断だから自分の意見はない」と明言していること。
この3点のみ。
そのほかの状況証拠についてはわたしは信じてません。
たとえば石坂さんは島田紳助さんが口説いて番組に出てもらった。
これは本人談となっていて真実味があるけど、わたしが直接紳助さんが話しているのを見てないから分からない。
よって疑ってる。
たとえばプロデューサーとの不仲。
スタッフに係るすべてのことは、基本的に信じないことにしてます。

何人か業界でお仕事しているお友達がいて、
内輪の話として○○というタレントの素行が悪い
○○という俳優が思った以上に紳士だった
など話を聞いたりする。この話自体は楽しいけど、それはその人に向けられたある一面にすぎないと思ってる。
それにその友人だって、このことを公言しろと言われたら、できないだろうと思う。これは内輪の楽しい話であって、私情が絡んでるから。
公になってないもの、顔も名前も出ない人の証言なんて、証言じゃない。
噂話だ。
ただの噂話として、へらへら片付けます。聞くのは好きだけど。わたしはテレビというフィルターを通してその人が発するものしか見てないから、その人との接点はそこに凝縮している。

マイケル・ジャクソンが生前スキャンダルにまみれてたとき、インタビュー番組の放映がありました。
整形しましたか?という質問に「2か所だけです」と言う、どう考えてもウソと思われる名言を残した番組です。20年前くらい。わたしが大学生だったから。
未成年への性的虐待騒動や整形、女性関係など、切り込んだ内容で、マイケルはすべての質問に明言することなく番組はあおってあおって何もなく終わった。
今でこそ名曲を聴いてファンになったけど、当時はマイケルのファンでもなく、何となしに番組を見ていて、わたしのなりの真実に行き着いた。
マイケルは小学生男子のようだった。切り込んだ質問に「I don't know」を繰り返し落ち着かなく不安げで、大人に怒られている男の子みたいだった。ウソに一貫性もなく、決してこちらを騙そうとしているようには見えない。
一転、音楽のことになると目をキラキラ輝かせて饒舌で楽しそうだった。
おかしな人かもしれないけど、音楽を愛している天才を常識の尺度ではかろうとするなんて、バカみたいだなって、その時思ったんです。で、やっぱ自分の目で見なきゃと思ったんです。
当時はほとんどの人がマイケルを音楽の天才というよりも、お騒がせ有名人のように言ってました。今のジャスティン・ビーバーみたいな感じかな。

件の鑑定団についても、石坂さんがしっかりと「番組に決定権がある」と言ってるのを見たので、それ以上でも以下でもないのではないかというのが私の見た真実。
妄想はするよ。こうだったんじゃないか。ああだったんじゃないか。
でも全部ただの仮説。見てもないことを真実だと思ってはダメ。
逆に真実が隠されているように思っても、わたしは見てないから言っちゃうよ。って思ってる。
最近お友達と話してて、強く思ったことので書きました。

アンタッチャブルの件とかね。またこれは別の話ですが。