(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

さんまさんと桝谷さん

お笑い好きな人は仲間
って思ってるフシがなかなか体から抜けません。


小説『ルーズベルト・ゲーム』読んでいたら、野球好き同士には(社会人野球の話です)同じ雰囲気があり共通言語がある、という一節があって納得。

歯を磨く間、『ホンマでっかTV!?』見てたんです。 11/18放送のやつですね。
食べ物企画をしてました。
Lの字のカウンターになった小料理屋のようなセットが組まれ中央の厨房でゲストが料理する。
調理中に有識者の先生が一口メモを話す。
…ぶれてんのかな?とちょっと心配しつつも、これを見るのは三回目です。
そのうち2回は北陽の虻川さんの旦那さんがゲスト。イタリアンのシェフとして有名な桝谷周一郎さん。
この日の放送も桝谷さんが出演しており、メインMC明石家さんまさんの好物シャケ茶漬けを作るというものでした。
前回はいなかった嫁の虻ちゃんも出演。
なぜお茶漬けかというと、
「さんまさんが好きだから」
と、大阪のラジオで村上ショージさんがさんまさんはいつもお茶漬けを食べるというエピソードを物まね込みで披露してました。
桝谷さんはさんまさんの大ファン。
20数年『さんまのまんま』を見ており、さんまさんの味の好みをそこで把握。
大阪で放送のラジオ『ヤンタン』もチェックしている。
前回も今回もさんまさんに徹底して美味しく食べてもらいたいという熱意が半端なかった。
シェフとしてのプロ意識を超える何か…簡単に言うと、浮かれてる。
好きな人の前であがっちゃってるわ、うれしいわ、ふわふわしつつ、それでも一生懸命仕事を全うしようとする気持ちがこぼれおちてた。
さんまさんがお店に足を運んだ際に「本当に好きなような味にしてくれんのよ」とさんまさん。
そのエピソードをさんまさんがめちゃくちゃ照れながら話し、嬉しそうに聞いている桝谷さん。
芸人とファンの構図だ。
私は前回の出演時に今まで「テレビ出たがり旦那」という認識から、一気に「仲間」と思うようになりました。
さんまさんとの共演はこれが初めてではなく、『踊る!さんま御殿』にも何度か登場していて、
そのたびに裏で虻ちゃんに上からアドバイスするエピソード、・・・の割にはスタジオでは終始寡黙で、何かがズレてると引っかかってたわたしは
前回の『ホンマ~』を見てすべて合点がいったのでした。
好きすぎてあんな態度になっちゃってたのね。
この回も何度も共演しているのにも関わらず、まったく慣れず、憧れの人のために腕をふるう喜びと緊張にあふれてた。
ブラックマヨネーズ吉田さんが「面白い以外にさんまさんの好きなところってどこですか?」という質問にかぶせ気味に
「後ろ姿です」
と即答。
街中でみかけたときも
「格好よかったあ!」
って笑顔で語る。
吉田「めっちゃテンションあがってるじゃないですか」
と言われるほど、さんまさんのこととなると嬉しそうだった。
さんまさんはずっと照れてる。照れて頭をぐしゃぐちゃしてる。
想いが届いているんだとわたし感動です。
だって芸人さんのファンでいて、自分の職業絡みでその人に会えるなんて奇跡だし、褒められたりすることなんてそもそもないよ。
嫁が芸人だから、近そうな気もするけど、でもそうそう上手くいかないって。
虻ちゃん側からの夫婦関係の不満ばかり聞いていたので、ちょっとだけこの人を良く思ってなったことも少し昔はありましたが今は完全に旦那側についてる私です。
こんなにさんまさんを好きな人が芸人さんをリスペクトしてないはずがない。
芸人という職業を理解してないはずがない。
って思うから。
わたしは北陽のコントが好きで、虻ちゃんはキレイと面白いを同時に備える良い顔だと思ってる。
ただ私が今まで観察してきたデータから推察するに、
思い込みが激しく、頑固で、なかなか人の言うことに素直に沿えない面があり、
そこも可愛くて面白いんだけど、結婚するのは大変だなって思ってる。
ごめん。赤の他人がこんなに言うことないんだけど、腐りかけの食べ物を食卓に出すとかお皿が汚い場合は手で拭くとか、お風呂に入りながら歯磨きしてて、口をゆすぐのは浴槽のお湯とか…突っ込みどころ満載な可愛いエピソードをたくさん聞くので。

夫婦仲についていろいろ言われてるけど、この夫婦がうまくいくと良いなと思ってる。
番組では「美穂子さん」と言われて、「わたしなんかでいいんですか」と卑屈丸出しで手伝う虻ちゃんの姿があって、仲良さそうで良かったと勝手に安堵してみました。
番組最後では
こだわりのシャケ茶漬け(シャケを燻製にしてレアのまま使うなど)と水菜のサラダが完成し
おいしい
と言われて、「ああ」と息をもらしながら胸に手を置いて感激する桝谷さんが映ってました。
「少しでも残すと(桝谷さんが)『くそ!』とか言うからやな」
さんまさんは
「死んでも食べきらなあかんのや」
とご飯をかき込んでいました。
ファンのことを大事に思ってくれるさんまさんは、本当に素敵。