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(新)笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記  旧ブログ→http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506

M-1グランプリ復活記念スペシャル 王者達の緊急サミット!

M-1の事前番組をM-1決勝放送の数日前に見ました。
以前の記事でもあるように→

2015-11-08 - (新)笑いまみれ・はなこば日記


アンタッチャブルが出ていないことに納得がいかなくて、見るのを後回しにしてたのです。
でも見て、ひとつ強烈に心を鷲掴みにされることがあったので、見て良かった。全体としても出演者のみなさんがざっくばらんに話をしていて、無駄なところがなくとても面白かった。
番組ではそれぞれのチャンピオンを当時のVTRで紹介し、そのコンビに関して他のコンビから事前にとったアンケートの意見をぶつける。というものでした。
その意見もかなり踏み込んだ内容で同世代現役の芸人同士だから言える部分がかなりあり、とっても良かったです。売れてなかった頃のチュートリアルやチャンピオンになってからの後藤さんの腐り方とか。ここにあのコンビもあのコンビもいればいいのになーって妄想したりもしました。

そんななかNON STYLEについて
「教科書漫才! 養成所ならトップ」
というご意見が。

井上さんが「え?悪口ですか?」と言った瞬間、ぴっしり耳に腕をつけるくらい手をまっすぐあげる中川家剛さん。
剛さんいわく
「いや、褒めてるよ。俺らにはこれ絶対でけへん。こんなキッチリでけへん。なんで出来るのかが分かれへん」
礼二さんも
「遊びたくなれへんのかな、って」
「もう少し力抜いてもええんちゃう」
「想像でけへんのよ、NON STYLEの40(歳)過ぎの漫才」
でも、劇場でやる漫才は「だっらだらやってますよ」と井上さんが反論すると、首をしっかりふって
「いや、一生懸命やってる」
「お前ら手を抜いているとこ一切見たことないわ」
「きっちりやってる」
と、一切ノンスタの意見を受け入れてくれない。
手を抜いているところを見たことないと断言したところで、ほかの出演者よりNON STYLEの漫才を「見てるなー」と言われる中川家
舞台袖で、もしくはモニター前で腕組んでNON STYLEの漫才を見ている中川家のふたりが想像できました。
「ええ子やねん」
と兄弟ふたり。遊んでいいよっていうのに、すぐ帰ってくる。と。
アドリブを入れているという反論も、アドリブ入れようと決めて入れてるからそれはアドリブじゃない。と一刀両断。

中川家は漫才が好きなんだな。
そしてNON STYLEのことも好きなんだ。ずっと観察しているからこその視点と大きな愛情を持って批判している。もっと聞きたいくらいだよ。
わたしはNON STYLEの漫才は好みじゃないけど、面白いと思ってる。
笑う。笑いやすい漫才をするから。「好みじゃないから笑うものか」という人を私は見下してるので、笑えるものは笑っておく。でも好きじゃない。この違和感はなんだろうってずっと思ってたことが、このときスッキリした。キチキチだから好みじゃないのか。余白好きだから私は。
ただただ批判するだけじゃないのが中川家のすごいところだ。

中川家はNHKBSでやっていた『笑けずり』と言う番組でも漫才の講師をしていて、ものすごく良かった。プロ側の視点はあたりまえとして、見てる側の視点ももちろん考慮に入れている。多角的に漫才を見ようとする。プロであり大漫才師たるゆえんだ、とわたしはますます中川家を尊敬した。大漫才師と言うのはわたしが勝手に作った言葉です。大漫才師というのは、出てきただけで観客を押さえこめるだけの圧倒的な面白さを持っている漫才師のことです。一瞬で彼らの空気になり、雑音が聞こえなくなる。観客にこびずに観客の笑いを操作できる。それくらいすごい漫才師のことです。
だから中川家がM-1の審査員になるって発表されたとき、すごく興奮した。
で、礼二さんだけじゃなくて二人で並んでほしいなとも思った。
コメントをいちばん聞きたかったのも礼二さんだ。

この番組は保存版だ。M-1敗者復活と本戦と合わせてDVDに焼きます。